Introduction
ご紹介
雲外居という名ですが、あまり聞き慣れない名前ですね。この名前は祖父の命名らしいのです。その名を母が引き継いで筆でしたためた書が入り口の門札になっています。
雲外を辞書で調べると、雲の上、きわめてはるかな天空、空のはるか遠いところ、などとなっています。祖父・藤原孝夫は国立公園の制定の仕事に情熱を燃やし、自然を愛し、後には自然保護運動にもかかわりました。
「そういう自然の偉大なる力というものは、いくら人間が逆立ちしたって抵抗することはできない。大いなる力というもの、自然にひれ伏すということが宗教心の元です。いまはその逆をやっておる。自然を征服するということばが第一いけない。」
これは自然保護協会理事長として当時の新聞のインタビューに答えた記事の一節です。
祖父と祖母は山中湖の自然を愛し、毎年夏になると避暑のために山中湖に建てた別荘で過ごしていました。この別荘を引き継いだ父と母もこの地で写真を撮影したり地元の方々といっしょに周辺の自然探索にいそしんでいました。
現在の別荘は2代目になりますが貸別荘として皆様にご滞在していただき、山中湖の自然を満喫していただけたら大変うれしいです。





